商品詳細 Books Details

ページ数:320
初版年月日:2007年04月19日
ISBN:978-4-903241-48-7
ポストM&A リーダーの役割
Mergers: Leadership, Performance and Corporate
デビッド・フビーニ 著 David Fubini
コリン・プライス 著 Colin Price
マウリツィオ・ゾロ 著 Maurizio Zollo
横山 禎徳 監訳
清川 幸美 訳
定価:2,310円(税込)
モノづくりとサービスの
境目が消滅する
新時代を生き残る
M&A事例のかつてない規模の綿密な調査に、
合併のベテラン30人の経験と考察を加え、
最先端の学術的研究もふんだんに活用した、
最強かつ具体的なリーダーシップ論。
合併を不健康なものにするのは
統合マネジャーや統合チームではなく、
現場についていけないリーダーだとの視点から、
5つの課題に取り組み、
真に健康な合併を導くリーダーシップを身につける。
合併を単なる失敗しなければいいというたぐいのものから、
リーダーシップを磨く最高のチャンスととらえ、
トップ・マネジメントをさらなる高みへと導く一書。
目次
監訳者まえがき――合併におけるトップ・マネジメントの役割
本書について
序章 とらえにくい合併の健康状態をつかむ
合併で大きく後れを取るトップリーダー
担うべきリーダーの役割を定義しない3つの理由
(1)失敗を防ぐだけで十分
(2)統合は専門的な問題
(3)リーダーの役割を明確に定義できない
健康な合併のリーダーシップとは
(1)合併完了前に、トップに新会社をつくる
(2)合併を会社の物語の一環として語る
(3)新会社に必要な新しいパフォーマンス文化に焦点を絞る
(4)重要な外部の利害関係者の声を積極的に代弁する
(5)統合に不可欠な学習をリアルタイムで行う必要性を認識する
第1部 健康な合併を達成するために――リーダーが取り組むべき5つの課題
第1章 トップに新会社を創造する――リーダーシップの課題1
最も重要なリーダーシップの課題
合併完了前のラッシュ
頂上での統合を省かない
トップチームは統合の究極のテンプレート
(1)トップチームの人選
(2)トップチームの意思統一
(3)トップチームの役割の明確化
「トップチーム」とは何か
第2章 会社の物語を伝える――リーダーシップの課題2
過剰なコミュニケーションよりも「わが社の物語」を
コミュニケーションはやはり大切
会社の物語のなかで合併する
ひと味違った物語を語る
会社の物語の力
「バックストーリー」の役割
勢いのわな
バックストーリーをどう扱うか
第3章 新しいパフォーマンス文化を確立する――リーダーシップの課題3
文化という出発点
進展する文化のマネジメント
企業文化の2つの神話
(1)適者生存の神話
(2)文化統合の神話
文化の統合を超えて
パフォーマンス契約の役割
パフォーマンス契約を柱として統合をデザインする
文化への介入の選択肢
第4章 外部の利害関係者の代弁者になる――リーダーシップの課題4
合併ほど会社の目を内部に向かわせるものはない
「知らない」がダメージをもたらす
組織の健康vs.会社の健康
集中的に学ぶ必要性
外部の利害関係者の声に耳を傾ける
「小さな問題」に適切に対処する
小さな問題をめぐる難しい決定
顧客だけではなく
外部の利害関係者を代弁するための3つのカギ
(1)企業の傲慢さの問題に迷わず取り組む
(2)利害関係者との関係を向上させ、会社の外部志向を強化するという決意で
取り組む
(3)外部の利害関係者に接触するために、関連のある経験と人脈のある有能な
マネジャーを登用する
第5章 統合の勢いと学習の両立を奨励する――リーダーシップの課題5
スピードよりも重要な統合の勢いと学習
スピードの落とし穴
統合後の学習の限界
企業の自己認識の役割
統合における3つの原則
原則1:統合の勢いと学習についての難しい決定にリーダー自らが責任を負う
原則2:トップチームが早い段階から集中的な学習に取りかかる
原則3:ラインを巻き込むことによって学習を制度化する
第2部 健康な合併を達成する前に――リーダー自身が健康になる
第6章 統合を語る言葉をマスターする
もう一つの出発点
統合チーム向けの本を書くとしたら
「価値」「人」「調整」――統合チームの基礎になる3つの教訓
第1の教訓:価値に焦点を合わせ続ける
第2の教訓:人の問題に体系的に取り組む
第3の教訓:統合ごとに流動的に調整する
統合を語る言葉をマスターする
(1)3つの教訓について質問し関心を育てる
(2)「健康目標」を1つか数個に具体化し伝達する
(3)会社の物語に3つの教訓を組み込む
第7章 リーダーシップに個人的な責任を持つ
理解よりも決意を
「私がこのことに責任を持つ」
「この統合では高い目標を掲げよう」
「この統合ではもう一度勉強しよう」
「この会社の代謝率を高めよう」
「絶対的な信頼性を築き上げよう」
訳注
原注
参考文献
著者プロフィール
デビッド・フビーニ David Fubini
マッキンゼー・アンド・カンパニー ボストン支社 ディレクター。
約10年間、ボストン支社で世界中の合併後のマネジメントを担当し、北アメリカ地域の組織問題リーダーでもある。またボストン支社長を10年以上務めている。25年以上にわたる同社でのキャリアにおいて、世界最大規模のM&Aに20件以上かかわっている。また組織改革の分野でも著しい功績がある。ハーバード・ビジネススクールを卒業している。
コリン・プライス Colin Price
マッキンゼー・アンド・カンパニー ロンドン支社 ディレクター。ロンドン支社の組織問題グローバル・ナレッジ・リーダーでもある。組織デザイン、リーダーシップ開発、行動変化、合併後のマネジメントに関するコンサルティングを、50カ国以上の国々で20年にわたり行い、世界中の大手グローバル企業に対しても多くのアドバイスをしている。バース大学経営大学院の客員教授であり、同校の諮問委員でもある。経済学、心理学、組織行動論の学位を持っている。
マウリツィオ・ゾロ Maurizio Zollo
INSEADでビジネスと環境を専門とする特別研究員であり、戦略論の助教授でもある。研究分野は、M&Aおよび戦略的提携のマネジメントにおける優れた組織的能力の開発である。INSEADでは、MBAから経営幹部にいたるあらゆるレベルの人たちに、これらのテーマを教えている。ペンシルバニア大学ウォートン校で経営学の博士号を取得している。
●監訳者紹介
横山 禎徳(よこやま・よしのり)
1966年東京大学工学部建築学科卒業。前川國男建築設計事務所で建築デザインの修業。72年ハーバード・デザイン大学院で都市デザイン修士号取得後、ニューヨーク市で建築・都市デザインに従事。75年MITスローン大学院で経営学修士号取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、企業戦略立案とその実施のための組織デザインを中心にコンサルティング活動。87年にディレクター(シニア・パートナー)、89年から94年まで東京支社長を兼務。2002年定年退職。現在は日本とフランスで2カ所居住をし、「社会システム・デザイン」という新しい分野の確立と発展に向けて活動中。主な著書に『アメリカと比べない日本----世界初の「先進課題」を自力解決する』(ファーストプレス)。2006年から、INSEADのナショナル・カウンシル・メンバーも務めている。
●訳者紹介
清川 幸美(きよかわ・ゆきみ)
津田塾大学国際関係学科卒業。訳書に『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』(ランダムハウス講談社)、『虚妄の帝国の終焉』(共訳、ディスカヴァー・トウェンティワン)、『イエロー・サブマリン航海記』(ブルース・インターアクションズ)などがある。



TOP