商品詳細 Books Details

ページ数:352
初版年月日:2008年04月04日
ISBN:978-4-903241-86-9
エグゼクティブコーチング(上)
心理学に基づくフレームワーク
Coach and Couch
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース 著
Manfred F. R. Kets de Vries
コンスタンティン・コロトフ 著
Konstantin Korotov
エリザベス・フローレント・トレーシー 著
Elizabeth Florent-Treacy
橋本美博 監訳
飯田恒夫 訳
定価:2,520円(税込)
深層心理を解読し、
合理性を超越するエグゼクティブコーチング
深く掘り下げた組織介入によって、
組織の深い所に根づいた問題の原因を解消する
「エグゼクティブコーチング」。
「エグゼクティブコーチング」は、
一時しのぎではない、永続性ある変容を実現する。
時々刻々と変化してゆく世界で、経営者に対するプレッシャーはますます強まっている。そのため経営幹部は、今日の世界の現実に立ち向かうための能力や技能、経験を身につけようと躍起になっている。
必要なのは、燃え尽きないために、自分を再発見し、活性化する機会である。しかし簡単なことではない。利用できる学習機会を探しだし、自分に合ったものを選びだす作業のために費やす時間とエネルギーが非常に限られているからだ。こうした現実に立ち向かうには、単なるツールや小手先のテクニックではなく、的を絞った心理的な介入が必要になる。
このようなニーズにしっかりと応えてきたINSEADのエグゼクティブコーチングに関する研究成果と実践方法をつまびらかにする。
目次
序章 リーダーシップ開発に対する精神力学的取り組み
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース
コンスタンティン・コロトフ
エリザベス・フローレント・トレーシー
クライアントを進化させるコーチング
深層構造を解読し、合理性を超越する
カウチを持ち込む:コーチングにおける臨床的手法の有効性
治療的だが、治療ではない
一時しのぎではなく、永続性ある変容の実現を
第1部 概念的枠組み
第1章 臨床的パラダイム:自己変容入門
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース
コンスタンティン・コロトフ
臨床的パラダイム四つの前提
心の内なる劇場
時と場所の感覚を失うとき:転移に注意する
精神安定剤としての防衛機制
リーダーシップ開発に見られる自己愛への対応
汝自身を知れ
第2章 集団力学:コーチやコンサルタントが注意すべきこと
アントン・オブホルツァー
集団的プロセスを知らないと、とんでもないことに
集団的プロセスを把握する
集団力学の背景にある問題
取締役会で働く無意識の動き:役員の役割
職場での課題と阻害要因
創造的で、良識があり、冷静なリーダーシップがあれば
コーチの役割
第3章 システムという目で見た開発的コーチング
テオ・コンパノール
警告! 地図は実際の地形そのものではない
システムとは何か
システムのレベルが違えば、ルールも違う
直線的因果関係から多元的因果関係へ
円環的因果関係の影響力
「原因と結果」という考え方は非難につながる
視線を個人からシステムへ移す
結論
第4章 ファミリービジネスにおけるリーダーシップコーチング
ランデル・S・カーロック
家族と事業、二つの非常に異なるパラダイム
ファミリービジネスのコーチングに必要な能力
ファミリービジネスを理解する
家族システムの調査
ファミリービジネス・ジェノグラムを作成する
家族に与える影響を見きわめる
第5章 甘美な自己愛主義との決別:三六〇度評価の活用法
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース
エリザベス・フローレント・トレーシー
ピエール・ブリニョー
コンスタンティン・コロトフ
フィードバックを臨床目的に使用する理由
なぜ三六〇度評価なのか
IGLC三六〇度調査手法
三六〇度評価を解釈する
テストを実施するうえでの障害
フォローアップの重要性
リーダーシップコーチングの指針
求められるリーダーシップの役割を明確にしておくために
第2部 コーチング・プログラム
第6章 経営幹部の能力開発とリーダーシップコーチング
マーティーン・ヴァン・デン・プール
経営幹部の能力開発とリーダーシップコーチングの自然なつながり
リーダーシップコーチングと経営能力開発の最適な組み合わせ
永遠の疑問:影響や測定法は?
定着しつつあるリーダーシップコーチング
付録1 代表例:MAPとSYLA
付録2 代表例:四人の受講生に対するMAP修了後一〇〇日めのグループ集会
付録3 SAP社のグローバル・リーダーシップ開発プログラム(GLDP)
第7章 受講者の立場から見た経営幹部教育
コンスタンティン・コロトフ
経営幹部向けプログラムに参加する理由
1)受講前の経験
2)初めての経営教育環境に驚く
3)新しい環境の活用法を学ぶ
4)過去と現在のアイデンティティを探求する
5)アイデンティティを実験する
6)プログラムの修了によって職場復帰する
第8章 経営幹部向け変容プログラム:主催者のためのマニュアル
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース
コンスタンティン・コロトフ
変容の機会としての経営幹部プログラム
経営幹部の能力開発のニーズの理解:三つの三角形の枠組み
変容プログラム開発者の五つの課題
重要なのは人生という「遍歴」であって「目的地」ではない
著者プロフィール
マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース Manfred F. R. Kets de Vries
INSEADビジネススクールにおけるリーダーシップ開発のラウール・ド・ヴィトゥリ・ダウォクール主任教授兼リーダーシップ開発の臨床教授。
INSEADグローバル・リーダーシップ・センター(IGLC)ディレクター。モントリオールのマギル大学高等商業研究院およびハーバード・ビジネススクールの教授を務めたこともある。
コンスタンティン・コロトフ Konstantin Korotov
ESMT(ヨーロッパ経営技術大学院)准教授(リーダーシップと組織行動)。IGLC研究員。
アーンスト・アンド・ヤング、ドイツ銀行、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ドイツテレコム、デロイト、BAT、ミタル・スティール、エルスター・グループ、KPMGなどの企業のために経営幹部プログラムを企画、実施するかたわら、ESMTとINSEADの経営幹部向けコースやMBAレベルのコースで教育指導をしている。
エリザベス・フローレント・トレーシー Elizabeth Florent-Treacy
INSEADのリサーチプロジェクト・マネジャー。
グローバル・リーダーシップ、欧州企業とグローバル企業の企業文化、アメリカ、フランス、ロシア3国におけるビジネス慣行、ファミリービジネス問題、起業リーダーシップ、文化圏をまたぐ経営、女性とグローバル・リーダーシップ、海外駐在経営幹部とその家族、リーダーシップの精神力学に関する研究を行っている。
[監訳者紹介]
橋本 美博(はしもと・よしひろ)
富士ゼロックス総合教育研究所シニア研究員。日本アスペン研究所研究員。特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)運営幹事。
東京理科大学卒業。富士ゼロックスに入社し、事業戦略商品企画、プロジェクトマネジメントに従事。1994年にINSEADでMBAを取得。経済同友会国際事業部調査役、内閣官房「21世紀日本の構想」懇談会担当室主幹、特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)COO事務局長。2004年から富士ゼロックス総合教育研究所に参加。人材開発戦略策定、基幹人材育成を通じて全人格的リーダーシップの研究・開発に携わっている。
[訳者紹介]
飯田 恒夫(いいだ・つねお)
1938年生まれ。大阪大学法学部卒業。総合商社で貿易業務のかたわら、20年の海外駐在を経験。退職後、ビジネス・経済関係の翻訳者として現在に至る。訳書に『ボリンジャーバンド入門』『ゲイリー・スミスの短期売買入門』『私は株で200万ドル儲けた』(いずれもパンローリング社)などがある。



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